第2回 ハレの日のための炊き出し その2 ギリシャのごちそう

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今回も前回に引き続いてハレの日の炊き出しをご紹介いたします。

夏場のジャガイモは危険なので使わないようにしておりますが,
ハレの日はきちんとしたハコでふるまう事が多いため,十分留意しながら用いてみたいと思います。

有名なギリシャ料理ですね。

タラモサラタ 15人前

ジャガイモ 1キロ
たらこ 300グラム(袋の破れたものが安売りされているのを狙います)
オリーブオイル 適宜(100円ショップで売られていることも多くなりました)

こしょう
黒オリーブ 30粒(なくてもよいのですが,業務用食品を扱っているスーパーではうまくすれば300円を切ることもありました)

<当日の作り方>
※これからの時期,お芋は傷みやすいので当日仕込むことにいたします。

・ジャガイモを軽く洗い,表面がぬれたままの状態でビニール袋に詰めます。
・袋の口をごく軽くしばり(湯気が抜けるように緩めにするのがポイントだと思います),
お芋の芯まで柔らかくなるように電子レンジにかけます。
・きれいなフキンや手ぬぐいにジャガイモを包み込み,皮をこそげるようにしてはがします。
・皮をむいたお芋は,ボウルなどにどんどん入れて行きます。
(このとき,もしお手持ちのクーラーボックスなどがおありでしたら,それにすっぽりと入るくらいの大きさの容器を用いると,
後々楽であると思われます。)
・ジャガイモをつぶしつつ,破れたらこを皮ごとくわえ,一緒につぶし混ぜて行きます。
・全体が滑らかになったら,オリーブオイルをくわえて行きます。
目安は,『マッシュポテトというよりはパンにぬるスプレッドくらいの滑らかさ』になるまでかと思います。
・味をみて適宜塩を足し,最後にコショウを少々振って味を引き締め,オリーブをどっさりいてれかき回したら出来上がり。

・ボウルにラップをして,出来るだけ冷やして持って行きます。
このとき,クーラーボックスに入る大きさの容器で作っておくと,調理から現場までそのまま持って行けると言う楽さでございます。

<当日の供し方>
・パンに塗ったり,そのまま食べたりいたします。

タラモサラダは,マヨネーズを使う事も多々あるようですが,
このような作り方だとかえってたらこの発酵したうまみがお芋と絡み合っておいしく思えます。
そう。あれ。
『ゆでジャガイモに塩辛』のおいしさ。
個人的な好みでオリーブの実をたくさん入れることにしておりますが,
苦手な方がいると言うリサーチ結果の場合には,別皿に沿えるという手もございます。

とまれこのタラモサラダは安い穀物の筆頭,じゃがいもを用いますので量が稼げます。
一番最近にこれを供したハレの日には,何故かどんどんいろいろな人が合流してきて人数が膨れ上がるという状態でしたが,
この菜のおかげでなんとかなりました。
ビバ穀類。