ご飯を沢山の中におさめるための手段 その2:異国の文化に学ぶ

posted in: タキダス | 0

若者は,何をおいてもお米なのです。
塩を振っただけでもいい。とにかくお米をドカンとおなかにおさめたい。
そこで,若者あつまる若々しい撮影現場には,
お米重視のメニューを用意してみたいものです。

カレーもいいのですが,前日仕込み型の炊き出しをする当方にとって,
大人数大食らいちゃんたちの集まるロケの時のカレーは,ちとかさばりすぎる。
そこで,かさばらなくておいしい,そんな『ご飯進みタイプメニュー』を,
海外の食文化に学ぶことにしました。
台湾。
すぐれた食文化をもつ国ですが,
これは特に安くておいしい,代表的な飾らない食べ物です。
jhiroufan
『鶏肉飯』 10~15人分

・鶏胸肉(皮つき) 1キロ
(袋に一杯詰まった,ブラジル産冷凍物がとても安いです。グラム19円をこの間発見!大興奮!)
・万能ねぎ 3~4束
(個人的感覚としましては,万能ねぎの方が長ネギより価格が安定している気がします。なぜ?)
・しょうゆ
・ごはん

<前日の作り方>
・鶏胸肉の皮を全部はがして,身だけをビニール袋などにつっこみます。
・ビニールの中の鶏肉に少しの塩と少しのお酒をふりかけ,電子レンジでやっと中に火が通るくらい加熱します。
・冷めたら,細めに裂いておきます。

・一方,はがした鶏皮を包丁で,みじん切りにします。
・冷えたフライパンに鶏皮を全部投入し,弱火にかけます。
・脂がにじみ出てきて,皮がきつね色になり,カリカリになったころに小口切りの万能ネギを入れます。
・ネギの香りが立ってきたら,そこに醤油を注ぎ,すこし煮詰まったら火を止めます。
・冷えたら,タッパなどに入れて保存しておきます。

<当日の供し方>
・ごはんに鶏肉を適宜のせ,上から軽く温めた鶏皮醤油をかけて出来上がり。

鶏の脂のコクと鶏皮の香ばしさに,揚がったネギの香ばしさが追い打ちをかけます。
ジェネレータの脇に炊飯器を仕掛けておいて,いっぱい食べていただきましょう。

ところでこの料理,
中国語読みでは『ジーローファン』ですが,
よく考えたら台湾語読みが分りません。『チーバァープン』?
本来は醤油のたれはラードで作るようで,
醤油は甘くてトロミのある, 『ヨウカオ』というものを使うようですが,
この簡便版だと,鶏皮が無駄になりませんし,すっきりした味わいになるようです。
さあ若者よ,ご飯が終わったら後半戦だ!