この日の夕食はモロッコ料理。実はお鍋一つで出来るお手軽メニューだったのでした。
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以下は,2013年に書かれた記事でございます。
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遂にクランクアップいたしました,くつした企画の映像企画,『キャプテンビビッド』。
内容に関しましては,本ウェブサイトの『キャプテンビビッド』のページ,もしくは,facebookページ(アカウントをお持ちでない場合や,ログインなさっていない場合でもご覧いただけます。),
https://www.facebook.com/captainvivid
いずれかをご参照ください。
現在本ウェブログで続けております,この映像企画での炊き出し記録も,いよいよ後半戦。
1)泊まりがけの撮影のため,事前の仕込みをなるべく必要としないメニューを用意すること
2)炊事場の規模が限られているため,鍋2つとホットプレート以外は,全てビニール袋を使用して作ることができるように考えること
以上2点を決まり事として続いております本ロケでの炊き出し。
朝食は日本,昼食はアメリカとまいりまして,
夕食はモロッコ料理。
実はカレーを作るよりもずっと簡単なメニューです。
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第4日目 夕食 20名弱
1)タジン
羊肉 1キロ(北海道では薄切りのものが安く売られております)
白いりごま 120グラム入りくらいのもの一袋
たまねぎ 8個
セロリ 大1株(輸入セロリと呼ばれる株ごと売られているものが安くて良い感じです)
ピメントもしくはピーマン 12個くらい
にんじん 10本前後
じゃがいも 1キロ
冷凍グリンピース 1キロ
レモン 4~6個
プルーン500グラムくらいのもの一袋(種なしの方が事故が少ない気がします)
トマト缶 合計800グラム~1キロ分
・切らなくてはいけない野菜は食べやすい大きさにいい加減に切り,上記の材料を残らず大鍋に詰め込みます。
・その上に塩を適宜振り,以下のスパイスを100円ショップに売られている小瓶2本くらいずつ振りかけます。
スパイスでございますが,以下の3つのコースを考えてみました。
<最低これがあるとそれっぽいもの>
上記に加えて,
>シナモン
>クミン
<標準的なそれっぽさで行く場合>
上記に加えて,
>パプリカ
>オールスパイス
<本格風にする場合>
上記に加えて,
>カルダモン
>コリアンダー
…最低2種類,最高で6種類あればいい感じがします。
この事例の時には,『標準的なやつ』で行きました。
・心配ならば水を少しだけかけまわし,蓋をします。
・水分が出るまでは中火の弱火,水分が出始めたら中火の強火くらいで煮て,野菜が柔らかいかな?となったら,
蓋をあけて少し水分を飛ばしつつ煮詰めます。
・最後に味を見て適宜塩を足し,出来上がり。
・ご飯に添えたり,ご飯にかけて食べます。
2)キャベツとカニカマのサラダ
・千切りキャベツと割いたカニカマ,長めに切りそろえた万能ねぎをビニール袋に入れます。
・砂糖を適宜振りかけて混ぜ,キャベツが少し甘いかな?という程度の加減にします。
・そこに,味ポン酢,チューブ入り柚子胡椒少々を入れ,よく混ぜ合わせます。
・最後にごま油を回し入れ,さらにかきまぜたら出来上がり。
3)ごはん
モロッコの名菜,タジン。
本来は,スパイスづかいの穏やかなものが多いようですが,
今回は物珍しさを誘って撮影を終えて疲れた皆さんのモチベーションを高めるため,少々強めの香りづけ。
中近東風の香りが食欲をそそります。
鍋に材料を詰めて蒸し煮にするだけなので,調理器具も手間も少なく,大助かりな炊き出しメニューです。
鍋料理でございますので,何を入れてもおいしいもの。
今回,余ったキャベツの芯をこっそり入れちゃいましたが,甘く柔らかく煮上がり,好評でした。
サラダは,甘めの味付けの方が好まれる傾向がございます。
お疲れの体が欲するものなのかもしれません。
柚子胡椒は,よく混ぜ込まないと,一部だけ塊が入っていてとても辛い『当たりつきサラダ』になってしまいますので,
ご用心ください。
ロケ撮影も,いよいよ大詰め。
夏時始まった撮影もあっという間に秋に突入。
そろそろ,メニューのネタ切れが不安になってまいりますが,胃袋は待ってはくれないのでございます。