面倒くさくない方のごちそう

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見栄えが良くて目先が変わっていてボリュームがあって安上がり。これで作るのが面倒くさくなければ完璧な炊き出しメニューと言えましょう。
今回ご紹介しますのは,まず名前からしてやる気のないこのメニュー。実はとてもおいしいのです。

輪をかけて怠け者のガルプツィー 15人分くらい

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<材料>

炊いたご飯 お茶碗3ばい分
あいびき肉 1キロ(冷凍で十分いけます)
キャベツ 1玉
玉葱 1から2個

<ソース用>
トマト缶 1缶
プレーンヨーグルト 1パック
コーヒークリーム 3~5個
レモン汁 少々


こしょう
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<前日の作り方>
・キャベツをざく切りよりも気持ち小さめに刻み,ビニール袋に少しの塩とわずかの水とを入れて緩く結び,
電子レンジでしんなりするまで温めます。
・玉ねぎはあら微塵にします。
・ボウルに粗熱を取ったキャベツ,玉ねぎ,ごはん,あいびき肉を入れ,塩コショウで軽く味付けをして粘りが出るまでこね,
その後ハンバーグより少し小さいくらいの塊にします。
・フライパンを熱し,油をひいて強火でハンバーグ風の肉塊の表面に軽い焦げ目をつけます。
・耐熱の深皿(ロケに持っていくことを考え,割れない素材の方が良いかと思います)に焼けた肉塊を敷き詰めます。
・トマト缶・ヨーグルト・コーヒークリーム・レモン汁を混ぜたものをかけ,オーブンで表面に焦げ目がつくまで焼けば出来上がり。
(目安は180度で1時間)
S1320006
・粗熱を取ったらアルミホイルで覆っておきます。

<当日の供し方>
・コンロに水を張ったフライパンを乗せ,その中にホイルをつけたまま耐熱皿を入れて乗せて蓋をすると,いい具合に蒸されて火が通ります。
・パンはもちろん,醤油をたらしてご飯に乗せてもいけました。

ご飯が入り,サワークリームを掛けるのが特徴のロシア風ロールキャベツ・ガルプツィーの簡易版,
『怠け者のガルプツィー』。
そのレシピをもとに,サワークリームが高いのでヨーグルトなどを駆使してそれっぽくし,
さらに工程に手抜きを加えた後ろ向き改良版がこちらの『輪をかけて怠け者のガルプツィー』です。
混ぜ込まれたご飯の甘みとねっちり感がお惣菜感を増し,酸味のあるソースがおしゃれに食を進めます。
おしゃれアンドお惣菜。これがカフェ飯というやつの文脈でしょうか。
カフェ飯と言えば,フランス人のお知り合いが,日本の『カフェ』でカフェオレボウルにご飯を持ったどんぶりものを供している事を知って笑っていましたが,
ご本人はご実家で食事時間を知らせるベルの代わりに日本製の仏具である,お鈴を鳴らしていたのが印象的でした。
ご飯ですよー。チーン。